Structure 構造

安心して暮らすことができる、永住にふさわしいハイクオリティな住まい。

強固な基礎構造

地盤調査の結果により、支持地盤を地表面から約5.8mとしました。サンクレーア上社駅前は、この良質な地盤上に、直接鉄筋コンクリート造の基礎を構築する直接基礎を採用。建物をしっかり確実に支持します。

断熱工法

外気に面する壁の室内側に約25mm厚、最下階住戸の床下に約40mm厚の結露の発生を抑制する断熱材を施工。また、最上階の屋上には約40mm厚の断熱材を施し、断熱性をアップ。冷暖房の効率も高めました。

耐震性に配慮した帯筋

コンクリート柱の内部には、縦に何本も組まれた主筋と、その周囲にベルトのように巻き付いて主筋の変形を防ぐ帯筋があります。主筋を拘束する帯筋にはつなぎ目のない溶接閉鎖型(下層階は高強度せん断補強筋を使用)を使用。強い拘束力を発揮した、地震時のコンクリートのせん断破壊に対し、柱主筋の剝脱をより堅固にした設計です。

強度を高めたダブル配筋

戸境壁および妻壁の主要コンクリ−ト部の鉄筋を二重の格子状にくみ上げるダブル配筋を採用。開口部には補強を施し、壁の強度と耐久性を高めています。(Er・E・Fr・Fの妻壁は除く)

耐久性の高いコンクリート

躯体のコンクリートには、日本建築学会「鉄筋コンクリート工事標準仕様書」により定められている大規模補修不要予定期間として約100年を目指した「耐久設計基準強度」を24N/m㎥と定め品質基準強度としています。 ※品質基準強度とは、建物とその建物の部材に要求される品質を得る為に必要なコンクリートの圧縮強度のことです。
※この数値はコンクリートの耐久性を示す理論値で、マンションのメンテナンスが100年不要ということではありません。

柱・梁のかぶり厚

コンクリートは鉄筋を火災時の高温から保護する耐火被覆と、鉄筋の腐食を防止する役割があり、鉄筋のかぶり厚を確保することは、鉄筋コンクリ−ト構造において耐火性能や耐久性能の向上に影響します。

耐震スリット

耐震スリットとは、建物の柱が地震の発生と共に、せん断破壊されるのを防止する為のものです。「スリット材」と呼ばれる建築部材をコンクリート壁の中に適宜埋設することにより、地震による揺れや歪みを吸収し、柱への負担を軽減します。柱と壁、さらに梁と壁にも貫通型スリットを設けることで、構造骨組みに及ぼす影響をより軽減できるよう設計致しました。

ひび割れが生じにくい誘発目地

外壁のひび割れを防ぐために、外壁の要所に誘発目地を設けています。誘発目地を設けて外壁の伸縮を吸収することにより、その他の部分でのひび割れを生じにくくしています。

コンクリートの品質

コンクリートは、JIS表示認定工場のものを使用しています。施工する直前に、現地にて「フレッシュコンクリート試験」を行い、その後同コンクリートの「圧縮強度試験」を第三者機関にて実施し、徹底した品質管理を行っています。

床・壁構造

階下や隣戸への音漏れを軽減するため、床スラブは250mm(一部除く)、戸境壁は200mmの厚さを確保しました。

リビング・ダイニングの床

専有部分には床厚約230mmのコンクリートとし、下階の生活音を軽減します。

キッチン・洋室・廊下の床

専有部分には床厚約230mmのコンクリートとし、上下階の生活音を軽減します。

洗面室・トイレの床(各階共通)

フロアタイルを採用し、コンクリート200mmを確保し遮音性を高めています。

戸境壁

住戸間を仕切る戸境壁は、180〜200mmのコンクリート厚を確保し、隣の住戸から伝わる生活音に配慮しています。

外壁

静かで快適な暮らしを守るため、外壁コンクリートは約150〜180mmを確保しました。

間仕切り壁

間仕切り壁には木下地の上に厚さ9.5mmのプラスターボードを貼り、クロスで仕上げました。

水廻り壁(排水管)

居室に面するパイプスペースの排水縦管には、生活音や排水音を抑えるため、排水管にグラスウールと遮音シートを巻き付けました。また、プラスターボードは9.5mm厚のものを片面二重貼りし、音を伝わりにくくしています。

天井構造・2重天井

専有部分には床厚約200〜230mmのコンクリートとし、下階の生活音を軽減します。

給水、給湯配管や電気配線、ガス配管を天井スラブと天井の間に空間を設けた2重天井内に収納しました。

中空ボイドスラブ工法

コンクリートスラブ内にボイド管を通したスラブ構造で、余分な梁をなくし、すっきりした空間を実現しています。

安心構造

綿密な地盤調査&ボーリングによる杭打ち

地盤の性質を正確に把握するため、綿密な地盤調査を行います。そして調査の結果に基づき、それぞれの建物に最も適した基礎方式を決定致します。

水セメント比を50%以下(建物本体構造体)に制限
(コンクリートの劣化防止対策)

コンクリートの強度を左右する指標の一つがセメントに対する水の重量比(水セメント比)です。数字が低いほど、すなわち水の量が少ないほど強度の高いコンクリートになります。水セメント比を50%以下に設定することで耐久性の高い建物を実現します。

劣化対策等級3(構造躯体等)

最初はどんなに丈夫な住まいでも、時間の経過によって、そこに使われている材料が劣化することは避けられません。その結果、住宅はそのまま使用することが困難となり、大規模な改修工事や建て替えが必要となる場合があります。しかし構造躯体において材料の選定や防錆処理など、建設時に前もって対策を立てておけば、劣化の進行を遅らせることが可能です。サンクレーア上社駅前では、劣化対策等級3を取得しており、3世代まで安心して暮らしていただけます。

※劣化対策等級とは構造躯体等に使用する材料の大規模な改修工事を必要とする期間を伸長するために必要な対策の程度のことです。水セメント比とはコンクリートの調合におけるセメント量に対する使用水量の重量比のことです。コンクリートは水・セメント・骨材からなり、水の比率が少ないほど、耐久性の高いコンクリートになります。杭・押えコンクリート・設備基礎などは除きます。

フローリング/遮音等級

リビング・ダイニング、キッチン、廊下、各洋室の床には、遮音性能を高めたLL-45等級のフローリング材を採用。階下に伝わる生活音を極力に抑え、静かで快適な暮らしを守ります。

※図やイラストはすべて概念図です。写真は一部を除き参考写真となります。

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