日本伝統のお茶文化をカジュアルに楽しむ

円頓寺商店街と四間道が交差する地点に、
天然木とコンクリートのコントラストが美しい建物があります。

日本茶専門店の「mirume 深緑茶房」は、
「本物をカジュアルに楽しんでもらいたい」と2021年5月にオープン。
1階は試飲ができる物販スペース、
2階は日本茶や自家製和菓子を提供するカフェとなっています。

▲外観
店名の「mirume」は、お茶業界用語で「若い芽」を意味する。
店頭では、レンタルボトルに入った水出し緑茶が格安に楽しめる「朝ボトル」を販売。

「お茶を摘んだ後に萎れさせて作る萎凋(いちょう)茶は
ジャスミンのような香りが楽しめます。ほうじ茶もいくつかあり、
低温で長く焙じたものは緑茶のような色のお茶でありつつ、
香ばしく上品な香りになります」

と丁寧に説明してくれるのは、日本茶インストラクターの資格を持つ店主。
三重のお茶農家に生まれ、
大学卒業後は異なる分野で活動したのち、お茶の世界に戻りました。

オープン当初は伊勢茶に限定していましたが、
「いろんなお茶農家があることを知ってもらいたい」
と各地のお茶を揃えます。

▲お茶
好みの茶葉を急須かマグカップで。急須なら4、5杯楽しめる。

カフェでは、玉緑茶、煎茶、ほうじ茶、和紅茶などを
急須か1杯きりのどちらで味わえ、お茶にあうスイーツも展開しています。

▲カフェ
実家の深緑茶房の粉末緑茶を使った羊羹やクリーム大福など全て自家製。

「円頓寺は何回も来てこそ、その良さが分かります。
観光地化しきっていないところがいい。優しい人が多いのも魅力ですね」
と街の魅力を教えてくれました。

mirume 深緑茶房
住所
名古屋市西区那古野1-36-57

電話
052-551-3366

営業時間
11：00～19：00（カフェラストオーダー18：30）
土・日曜、祝日は9：00～
朝ボトル販売は8：00～10：00

定休日
なし
朝ボトル販売は水・土・日曜休

HP
https://shinryokusabo.co.jp/